スタジオでPaypayが使えるようになりました


見事な宙返り。

Lifting ModeでもPaypayでの支払いができるようになりました。

可能な限りカード払いをPaypayに寄せたいので、3月末までPaypayでのコース料金の支払いは1,000円引きとします。

なお、その間現金払いの方が高くなるのもおかしいので、現金払いも1,000円引きとします。

いやー、QRコード決済は普及しない派ですし、未だそれは変わらないのですが、今やすっかりPaypayの活動家になってしまいました。

ソフトバンクグループお得意のバラマキ営業も、下品だねーなどと言いつつ、自分にメリットがあるのですぐ飛びつきました。

やはり、事業者側の手数料無料は大きいです。

数あるクレジットカード決済にPaypayも加えただけではなく、なるべくPaypayに一元化しようと、Paypay使うと割引だよなどと自主的に動き、いまやすっかりPaypayの営業部隊の一員となって布教活動に努めております。

しかも、Paypayのセキュリティ対策に厳しすぎると文句までいう始末になってきました。

Paypayは一連の不正利用騒動を受けて、セキュリティを強化していて、2万円以上のカード払いをするには、カードを登録する際に3Dセキュアの登録をしないといけないようになっています。

3Dセキュアというのは、何が3Dなのかはよくわかりませんが、要するに追加パスワードのことで、暗証番号に加えて、カード会社のメンバーサイトにログインして、自分でアルファベットや数字や記号の組み合わせの8桁から16桁のパスワードを追加で設定して、カード利用の際にその認証を要求することで、カード利用のセキュリティを高めようとする仕組みです。

これを要求することでPaypayのセキュリティは大幅に高められたわけですし、私も、Paypayあたりはセキュリティ関連でなんかやらかしそうと批判傾向だったので歓迎すべきなのですが、Paypay利用の事業者側に加わった瞬間、3Dセキュアって何?っていうほとんどのユーザーの登録のハードルが上がるわけで、セキュリティが重要とは言え利便性も大事だし、ここまでしなくてもいいんじゃないかなど、見事に転向して、180度真逆の不満を漏らすようになっています。

お恥ずかしい限り。

ただ、こうやって自分が利用するにようになると、考えが変わるというか、想像で語っていたのとは異なり実感を持って考えられるようになるもので、バラマキの効果はすごいなと感心しました。

ユーザーサイドへの100億円のバラマキは一瞬で終わりましたが、事業者サイドへの手数料無料というバラマキはまだまだ続くので、私のような零細事業者は続々と転向すると思います。

Pyapayが天下取るかも。。。と思うようになってしまいました。

QRコード決済も、大して不便じゃないような気もしてきましたし。

『恒産なければ因って恒心なし』

これは孟子の言葉ですが、

恒産(安定した収入)が無ければ、恒心(安定した=不動の心)もあるはずがないという意味で、よく言ったものです。

なお、Paypayに加入したついでにLINE Payにも加入しようと思いました。

しかし、LINE Payというのは、事業者サイドへの入金が月末締めの翌月末払いです。

ちなみに、Paypayは翌営業日払い。

まあ、これはPaypayが異常なだけとも言えるし、客サイドがクレジットカードで払っているのであれば理解できます。

さすがの私も、自分のお客がクレジットカードで払ったのに、自分にすぐに現金よこせとは言わないし、月末締めの翌月末払いは理解もできます。

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しかし、LINE Payはクレジットカード払いではなく、Suicaなどと同じく事前チャージ型の電子マネー。

利用者側には銀行座連携で前もって入金させておいて、事業者側には月末締めで翌月末に払うって、1ヶ月以上資金を運用する気満々ですね。

これはないよ。

入会はすぐに取りやめました。

Paypayは事業者サイドもメリットあるから、ぜひPaypay使ってねと自ら営業マンとなりますが、チャージ型の電子マネーのくせに月末締めの翌月末払いなんて、何の上に胡坐かいてるんでしょうかね。

LINE Payは最近VISAと提携してクレジットカードを出すような発表もしましたが、なんだか戦略をこね過ぎて迷走しているような気がします。

利用者側へのキャンペーンをいくらやっても、事業者側に対して、メガバンク顔負けのこんな高飛車な対応してたら流行らないでしょう(すみわけを意識してるのかな???)。

既存のインフラがあるのに、あれこれ策をこねている間に、新規参入者のシンプルなバラマキ戦略に負けるという、経営学の教科書に載る事例になるかもしれません。

Paypayのバラマキにほだされている身としては、ケチなLINE Payには反感しかわかないですね。

諸葛亮孔明が南蛮の征伐に向かう前に、軍師の馬謖に助言を求めると、馬謖は下記のように言いました。

『用兵の道は心を攻むるを上となす』

Paypayの戦略は、物量作戦という下策なのかと思いきや、こうしてみると、しっかりと心を攻めています。

もちろん、三国志に通じている方は良く知っているように、孔明は馬謖の意見を聞いて、我が意を得たりとうなずき、それを実行して南蛮遠征を成功させます。

子供のころから三国志を読んで、様々な英雄に自分を投影させてきましたが、散々反発した挙句にあっさり服従して、私は孟獲だったのか。

Paypayめ。

今後ともよろしくお願いします。