10月16日から始まっています。
PayPayモールなる通販サイトが先日大々的にオープンしました。
PayPayが、Yahooショッピングとは別に新たな通販サイトを作りました。
厳選されたブランドショップからなる、そこそこの規模ながら使えるサイトにしようとしている模様です。
まあ、Amazon、楽天、Yahooショッピング共に、巨大化しすぎて、低中価格帯はもはや有象無象の中華企業のコピー商品に占領されていますから、著名なブランドショップからなるサイトにしようという試みはよく理解できます。
見やすくてかつ余計なものが出てこない楽天といった感じですかね。
まあ、そこらへんはどこか別の記事で書くとして、面白いのはPayPayがサイトを作ったという点。
最近はキャッシュレスブームですが、Apple Pay、おサイフケータイ、PayPayなど、キャッシュレス決済というのは、インターネットの通信を前提に存在しています。
無数日パターンがありますが、典型的なのは、スマホにクレジットカードや銀行口座の情報などを登録して、そこからチャージして残高に反映。
そして、それをコンビニなどのレジで、ピッとタッチしたり、バーコード読んでもらったり。
もちろん、店側の端末もインターネットにつながっており、一瞬で、店側の端末やスマホは「何とかPay」の運営元のサーバーと連携して、決済を完了させます。
そういう意味では、キャッシュレス決済というのは、徹底的にオンラインの仕組みで、それを店頭で現物商品の買い物のときに使っている。
何が言いたいかと言うと、キャッシュレス決済って、徹底的にオンラインの仕組みなのに、リアル店舗の話ばっかりで、いままでネット通販であんまり使えなかったんだよなと、PayPayモールみてしみじみ思ったというだけ。
まあ、クレジットカードを登録しちゃえば、それで十分だったからというのは分かるのですが・・・(クレジットカードもキャッシュレスだし)。
でも、セキュリティという観点からは、ネット通販サイトには「何とかPay」の番号を登録しておいて、そこから支払う設定にしておけば、カード情報や銀行口座情報が流出する可能性はなくなるとも言えます。
特に、何とかPayにクレジットカードを登録していて、使うと同時にカードに請求が行くパターンの場合は、何とかPayの番号流出とカード番号の流出は同じなので、セキュリティ上特に意味はないですが、銀行口座チャージや現金チャージを利用している人からすると、何とかPayのIDが流出しても、本丸の口座情報やカード情報は無事だし、チャージ残高以上に使われる心配はないと言えます(潜在的な流出元を1個に限定できる)。
そして、現金と同じ感覚でネット通販が利用できる。
そう考えると、消費税増税後のキャッシュレスブームですが、現金チャージ派や銀行口座チャージ派が大量に増えていることを考えると、PayPayで支払えるPayPayモールの発想は悪くないような気がしますね。
これであれば、セブン銀行ATMなどから現金チャージしたりして、未成年でもネット通販をできるわけですし。
Amazonなんかは、以前から、クレジットカード無くても、楽天EdyやSuicaなどでの支払いは可能だったわけですけど、まったく知られていない気もするから、競争になる気がする。
まあ、私は昔からキャッシュレス派ですし、10年以上前からアマゾンなどを使っていて、クレジットカードトラブルなんてあったことないから、特に気にもしてないのですが・・・。
台風19号で被災した東北の人が、水浸しになった家を片付けながらテレビの取材に対して、こういうのは他人事だと思っていたと語っていた姿が印象的だったので。
「ずっと他人事だと思っていた」というのは他人事ではないなと。
セブンPayの事件の時も、メディアには多数の専門家が登場して、2段階認証を採用してないのはあり得ないとか散々言ってましたが、リリースしてから事件が起こる数日間に、自ら利用しようとアカウントを作り、その過程で2段階認証がないことに気づいて注意喚起をした専門家なんて一人もいませんでしたしね。
この空前のキャッシュレス狂騒の裏で、ひっそりとクレジットカードの利用を見直している元祖キャッシュレス派は私だけではなかったりして。