スターウォーズから考える楽天というレジスタンス


すっかり楽天っ子になってしまいました。

目次

はじめに

先日、今年の年末に公開予定のスターウォーズの新作に関する予告動画が初めて公開されました。

そんなこともあって、久々にスターウォーズでも見てみようかと思い、映画館以来見ていなかった『エピソード7フォースの覚醒』と、私の大好きな『エピソード3シスの復讐』を見ました。

それにしても、映画を見ようと思ったらすぐにテレビ画面上でレンタルできるなんて、便利な世の中になったものです。

そんなスターウォーズを見ていたところ、楽天の画面がなぜごちゃごちゃしていて見にくいのかがわかった気がしたので書いてみます。

最近読んでいる多くのブロックチェーン関係の本がスターウォーズを引用しており、世代的に理系はみんなスターウォーズが好きなのかなくらいにしか思ってなかったのですが、改めて観てみると、確かにIT業界がやっていることはスターウォーズに近い気がしてきました。

以下は多分に野口悠紀雄先生の下記の本の影響を受けています。

この人の主張がどうかはさておき、この人の頭の中の整理っぷりは本当にすごいと思います。どの本も読むたびにその明晰さに感心します。

新たなる希望

もちろんこれは初代スターウォーズのサブタイトルです。

エピソード的には4番目になりますが、1977年に公開した元祖スターウォーズです。

そして、新たなる希望とは、強大化して誰も止められない帝国の野望を打ち倒すための希望のことであり、ご存知ルーク・スカイウォーカーのことです。

1980年代から19990年代というのは、日本で言うとバブル景気からその崩壊という激動の真っただ中ではありますが、日本も含め世界中の先進国と呼ばれる国々では、資本主義による豊かさの上昇もひと段落した時代です。

水、電気、ガスなどの最低限の生活インフラだけでなく、車、テレビ、エアコンなど、生活を豊かにするものも一通りどの家庭にもいきわたり、誰もが豊かな社会の恩恵を受けられるようになった反面、あらゆる消費が過剰消費ともいえる状況に突入し、これ以上どう社会が豊かになるんだろうかという疑問があった時代です。

しかし、社会が豊かになり、大きな混乱もなく安定していく中で、大企業化や権力の集中が進み、就職活動なんかでも、安定の大手企業かそれ以外かみたいな2極化が進んでいきます。

特に、マスコミの力は強力で、社会は豊かになったものの、情報の一方通行だけは何も変わらず、全員が豊かな社会で飼われているかのような感じを覚え始めた時代です。

そこに登場するわけです、インターネットという新たな希望が。

一方通行の権力集中化が止まらず、個人の力が弱まっていくことに危機を感じていた一部の自由主義者たちは、インターネットという技術にすぐ飛びつきます。

世界中の個人が誰の検閲も受けずに自由に情報をやり取りし、誰もが情報の発信者になれる時代。

これによって、自由で平等な一人一人の個人が尊重され、そして、個人同士がお互いを尊重し合ってつながることで、強大な資本主義帝国に抑圧されなくても生きていける新しい時代への希望が見えたわけです。

IT革命により世界がフラットにつながる時代が来ると誰もが期待しました。

しかし、現在生きている私たちは皆知っているように、そんな時代は来ませんでした。

帝国の逆襲がすぐに始まるわけです。

帝国の逆襲

インターネットで誰もが情報を発信できるようになり、世の中の仕組みは変わると思われました。

典型的なのはいわゆるホームページブームです。

どんな零細企業でもホームページを作つことで、全世界に向けて商品を発信し、従来のテレビ広告や新聞広告を出さないと誰からも認知されない社会が変わり、個人と個人が直接つながり、平等な競争により真に良い製品だけが生き残る、理想的な資本主義世界が来ると思われました。

しかし、実際はどうなったかと言えば、物販はアマゾン帝国に支配され、物どころか、AWSの影響で、あらゆる情報までアマゾンなしでは我々のところに来ない世の中になってしまいました。

この原因は、もう一つのグーグル帝国で起きている混乱に目を向けるとわかります。

今は様々な情報が無料で手に入ります。

グーグルとしても、アクセスの集まる優良情報が検索上位に来るようなプログラムを提供し、人目につきやすいところに広告を配置するのと同様に、そういう優良サイトに広告を出せば、優良情報の提供者が広告収入をもらえて、Win-Winの無料かつ優良情報空間ができると踏んでいました。

しかし、実際には、金の亡者に支配される、ゴミ記事or広告だらけの世界になってしまいました。

もっとも、そこにあるのは、今でも怪しい投資詐欺に引っかかる人が後を絶たないように、金儲けのためだけにゴミ記事を量産する人達と、優良記事とゴミ記事の区別がつかない、もしくは、優良情報よりもゴシップ情報が大好きな、ゴミ記事に群がって時間を潰す我々なわけです。

結局、個人が自由に情報を発信して、自由に受信できるのですが、その反面、積極的に動くのは金儲け目的の人達だけで、受容する側の一人一人は情報の判別をする意思も能力もないということで、インターネット世界がめちゃくちゃになってしまったわけです。

もちろん、自分が情報を受容する側だけならそれでも特段問題はありません。

しかし、買い物をしたり(お金を使ったり)、自分の個人情報を登録したりといった場面では、何が起きるかというと、顔の見えない相手がまったく信用できないという状態が起きます。

誰でも立派なホームページを簡単に作れることがわかってしまうと、かえって疑心暗鬼になるもので、顔も見たことのない個人よりはアマゾンの方が信用できますし、お金のやり取りなんてVISAに守ってもらわないととてもできないという世界です。

そして結局、ITプラットフォームにおいては、信用の一極化、つまり、大手企業が一直線で成長して、帝国化するという事態に落ち着いてしまったわけです。

こうして、真の自由社会への希望は新たな帝国のボコボコにされてしまいます。

しかし、そんなやられっぱなしの我々ですが、世界にはあきらめずに、敗北から学び、個人の自由と平等のために戦い続ける人達がいます。

そう、ジェダイが帰ってきます。

ジェダイの帰還

帝国の強大なパワーと、逆襲される原因自体が、一人一人の個人が理想と程遠い存在であることそれ自体にあり、結局人は支配者がいないと生きていけないのかという疑問にさらされ、世の中は絶望的な感じになり、我々民衆は右往左往するばかりでした。

しかし、インターネットの根本的な問題点を見出し、人知れず欠点解消のための研究を重ねていたジェダイが帰ってきます。

それは、ナカモト・サトシ名義で突如ネットにアップされた1つの論文から始まります。

ご存知ビットコインです。

そして、帰ってきたジェダイことビットコイン率いるフィンテック連合が帝国側に大反撃を仕掛けているというのが現状です。

もちろん、主戦場は金融です。

帝国の中でも最も強力なのが金融帝国ですが、様々な規制に守られているだけで、実は金融業というのは、基本的には情報のやり取りしかしていないわけで、IT企業と何も変わりません。

つまり、金融業ほどITと親和性の高い業界はなく、ITの先進技術で非常にわかりやすく、既存の金融業の問題点を改善することが可能です。

しかも、規制にがんじがらめにされているせいで、新技術のキャッチアップはとにかく遅く、何もしないでも利益をだしているので、殿様商売過ぎて民衆の不満も大きいです。

金利ゼロのくせにATM手数料取ったり、同銀行内で振込手数料取ったり、時間外だと入金でもATM手数料取ったり、窓口は3時に閉まったり、ユーザーフレンドリーとは程遠い世界です。

中国と重機などの貿易をすると、船便の重機よりも電信送金のお金の方が遅れて到着したりして、誰もが、一体どうなってんだと、既存の金融機関のやり方を疑問に思っています。

その点、ビットコインであれば、世界中のどこでも誰にでも、ネットさえあれば、原理的に改ざんされない安全な方法で10分で送金できます。

先進国のように、金融インフラ網が整っている国の住人にはビットコインというのは怪しいだけですが、金融インフラが未熟で、近くに支店が無い、口座開設に最低金額が設定されている、そもそも自国の中央銀行が信用できないといった国では、既存の金融インフラを差し置いて、爆発的に普及する可能性があります。

ずっとビットコインなんて絵に描いた餅だみたいなことを言っていた金融機関もさすがに気づいたらしく、昨年くらいにどこも急に180度方向転換をして、現在必死にキャッチアップ・投資・囲い込みをしようとしています。

こうして、IT業界からの、既存金融帝国への逆襲が始まっているわけです。

そして、この先にあるのがフォースの覚醒です。

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フォースの覚醒

覚醒するのはもちろんビットコインを支える技術として裏側にあったブロックチェーンです。

確かに、この技術は世界を劇的に変える可能性があります。

人は繋がったけど、相手方が信用できないというインターネットの基本的な問題点を解決するのがブロックチェーンです(詳細は省略)。

既存の情報インフラを根底から塗り替える可能性があります。

最近、これからはシェアリングエコノミーの時代だ、UberだAirbnbだと騒がれていますが、オープンで安全なブロックチェーン技術が浸透してくると、UberにしろAirbnbにしろ、そういった中心に入って仕組みを制御する管理者が不要になりますから、シェアされる車や部屋があればいいだけで、UberやAirbnbという会社は不要という世界になるかもしれません。

それどころか、中央銀行すら不要な世界が来ると夢見ている人達もいます。

まあ、ここまでくるとその途中にもう一回くらい帝国の逆襲が来そうですが、将来予測の話をしても仕方がないので、ここら辺で止めておきます。

やっと楽天

イントロがだいぶ長くなりましたが、やっと楽天の話です。

楽天派にしろアマゾン派にしろ、楽天のあのごちゃごちゃした画面はどうにかならないのか、なぜアマゾンみたいにシンプルにしないのかという疑問を持つ人は多いと思います。

しかし、ここまで読んだ人はその理由がわかるかと思います。

楽天は帝国と戦うレジスタンス側なんです。

アマゾンのような、全ての加盟店を吸収する巨大帝国ではなく、共和国的なものをイメージしているんだと思います。

楽天は物販をするのではなく、あくまでも個人商店などが一人一人出店し、そこで健全な競争が起きることで、ユーザーの利便性が増す、そしてそういった個人の自由が尊重される社会のインフラとしての楽天という未来が譲れないのだと思います。

現在どこの店舗でも過剰サービスが問題になっていますが、究極的には、我々はみんな消費者であると同時、仕事をしている人はみんなどこかで生産者でもあり、消費者の利便性をあげる代わりにその分生産者の負担が増えても、我々は幸せにならないわけです。

しかし、アマゾンは、消費者の利便性をあげている代わりに生産者側を破壊しつくしていると言っても過言ではありません。

アマゾンでも加盟店が出店して販売することは出来ますが、加盟店色はかなり抑えられ、しかもユーザーの利便性を最優先させた結果、並行輸入業者や転売屋と同じ土俵で競争することが強要されます。

その点、楽天では、各メーカーや小売店が、あくまで自分の店を、楽天というモールに出店するという構成をとっています。ある程度の制約はありますが、各店舗の方でセールをやったり、ポイント還元を増やしたり、あれこれできます。

しかし、その結果、一つの商品が出店者毎に、大量に検索結果に出てきて見づらいことこの上ないわけです。

アマゾンであれば、出店者が何店舗あっても、一つの商品は一つしか表示されませんから見やすい半面、人気商品はどんどんアマゾンが間に入っていき強い交渉力を駆使して、最安値はアマゾンが販売という商品も多く、また、プライベートブランド商品は拡充の一歩をたどっています。

このままアマゾンの成長が続くと、最終的に多くの買い物がアマゾン経由で便利になされる反面、生産者と消費者の間に存在するマージンは極小化するとともに、それらはことごとくアマゾンに吸収される世界になってしまいます。

アマゾンのおかげで生活費は下がったが給料も大きく下がったなんてことになりかねません。

その一方で、各加盟店の自主性を認めて、消費者であると同時に生産者でもある我々の連結を強めて、アマゾンに対抗しようとしているのが楽天なわけです。

そんな感じで、スターウォーズ世代であり、また、インターネットの第一世代である三木谷社長率いる楽天は、あのごちゃごちゃした画面構成を死守しているのです。

楽天にとって、あのごちゃごちゃしたサイトデザインは、我々民衆が死守すべき自由と独立の象徴なわけです。

帝国の手先DeNA

楽天なんて、本当のところ、ユーザーのことなんて何も考えていなくて、情弱をサイト内でウロチョロさせることで、知らず知らずのうちに同じ商品を高値で買わせて、無駄なお金を落とさせることだけを狙って、ごちゃごちゃ見にくいサイトデザインにしているだけなのに、よくまあここまで好意的な解釈をできるもんだとあきれた人もいるかもしれませんが、そうでも無理やりにでも楽天を持ち上げたい話があります。

それは、DeNAという帝国の手先についてです。

DeNAがプロ野球に進出する時に、オーナー会議で、楽天の三木谷さんが最後まで反対したのは有名な話です。

その時の、三木谷さんの叩かれようったらなく、誰もがIT業界の内輪もめ、IT業界の盟主気取りの三木谷が力をつけて来たDeNAを潰そうとしている、といった解釈でした。

ただ、球団オーナーとしてDeNAが適切かどうかはさておき、楽天が嫌うのはよくわかります。IT企業というくくりで、あんな企業と一緒にするなという怒りは当然でしょう。

また、「ホリエモンは金の亡者、DeNAの南場社長は理想の経営者」みたいなイメージもありますが、完全に逆です。

DeNAというのは、マッキンゼー、つまりコンサル出身の人達が作った会社です。

コンサルから独立して会社を作り、上場させるという点では非常に立派なのですが、創業者たちの目的は何かと言われれば、成功であり、金儲けです。

この点、堀江さんや三木谷さんは全然違います。

堀江さんなんて、拝金主義のような報道をされますし、実際そういった発言もするのですが、根底に、自分のサービスや商品で社会を変えたいという思い、野心があります。

自分たちのサービスが社会に受け入れられ、その結果社会が変わる、そういった社会への変革を起こした人たちが、しかるべき対価をもらうことを否定していないだけです。

育ちが良くて真っ当な教育を受けている人ですから、金儲けのためなら何でもやるなんていう思想自体が無いし、自分がそうでないことを説明することもしません。

ちょっと急進的なリバタリアン過ぎる発言が反感を買うのは仕方が無いとしても最近は特に相当まともなことしか言ってない気がしますね。

いずれにせよ、堀江さんも三木谷さんも、二人がどの程度成功してるかどうかはさておき、二人とも、お金より先に自分達で社会を変えたいという野心があります。

この点、DeNAという会社にあるのは金もうけだけです。どうすれば効率的に金を稼げるのか、あそこまでそれだけを考えている会社というのも珍しいものです。

最初にDeNAが有名になったのはコンプガチャです。

オンラインゲームにはまったヘビーユーザーから、どうすれば限界まで金をむしり取れるかを考えて作ったのがコンプガチャで、要するに、ネット上のガチャガチャで当たりが出るまで引かせて、しかもあたりが三枚集まると、べつのガチャガチャができますなんていう仕組みを作り、あたり欲しさについもう一回なんてやってしまう心理を利用して、結局子供が親のスマホでクレジットカードを限界まで使いまくるという事態になりました。

また、先日のWELQ騒動でも、検索件数の多いキーワードを調べ上げて、そのキーワードの中から金になりそうなキーワードを選んで記事にします。

当然、冠婚葬祭のマナーなんて記事は書きません。そんなものを調べている人なんて、マナーが知りたいだけで、記事を読んだ後に数珠を買う人なんていません。

そんな企画をDeNA内で提案しようものなら、「人の役に立ってどうすんだよ、感謝なんて一円にもなんねーだろ!」と怒鳴られて終わりです。

しかし、検索をしている人の多くは、悩みの答えを探している人です。

進路の悩み、キャリアの悩み、人間関係の悩み、体の悩み、心の悩み、誰にも言えない悩み、そういった悩みを抱える藁をもつかみたい人が、藁を高額で買うことに着目したのがWELQです。

悩みをどう解決するかではなく、各悩みに対して、どんな藁にすればどれだけ売れるかをシミュレーションして、とにかく売上を最大化することだけ考えている会社です。

悩みの中で答えを探してる人に、他とは異なるオリジナルな答えを自負を持って提供したいわけではなく、悩みが解決するかのように装って商品を売りたいだけですから、文章中の解決方法は最終的な解決策としての商品のおとりでしかなく、グーグルのロボットが「意味のある文字列」とさえ認識してくれればよいわけで、コピペでとにかく長い記事を書いて、充実した記事を装い、最後に広告につなげるわけです。

そして、ここからがDeNAの本領発揮で、コンサルで培った経営効率化手法を駆使します。

もちろん手法の中身は非常にシンプルで、弱者に売るための記事を弱者に書かせるわけです。

細切れの時間で働きたいけど、融通が利く職場がなかなかないという、子育て中の主婦や学生などを集めて、自由な代わりに1記事数百円とかで書かせるわけです。

正当な対価を払うなんて言う気持ちはそもそもないし、経験を積んだライターが時給アップ交渉なんてしてきたら依頼を止めて終わりでしょう。

ライターのバイトしたいけど経験が無いんで最初は安くてもとりあえず実績欄に何らかの経験を書きたいという人を集めて、徹底的に安値で使います。

まさに現代版蟹工船です。

もっとも、裏ではそんなことやっているわけですが、明るい未来や夢物語を語るのはコンサル時代から培った得意芸ですから、企業イメージは何故だか良い感じに落ち着いています。

WELQ問題でも、被害に会われた方はご連絡くださいなんて、やたら広告出してましたが、ブロガーが自分の記事内の文章を検索なんてしませんから、記事をパクられた側というのはパクられたことなんて偶然見つけない限り気づかないわけで、ましてやサイトが閉鎖された今はなおさらで、確かめようもなく、一時期やたら一斉に出したのも、要するにあの広告は被害者ではなく、社会に向けて出された広告なわけです。

閉鎖したサイト内の一つ一つの文章をググれば、出どこはどこかなんて自分たちは簡単にわかるし、むしろ自分たちしか被害状況はわからないくせに、『被害者の方々真摯に対応します』というアピールのために広告を出しているわけです。

運よくパクられたのを見つけてクレーム言った人には、人の文章や写真を利用した記事からいくらの収益が出たかも隠したまま、とりあえず数千円くらい渡すという失礼千万なジャブを打ち、相手のリアクションを見て交渉を始めるという態度を貫いているあたりはさすがの一言です。

全てが『成功』という目的に向かうゲームなんでしょう。

このように、DeNAというのは、よくよく考えてみると、社会に対して何も貢献していないどころか、しようともしていない会社なわけです。

社会を変えるサービスや技術を探しているのではなく、ひたすら金儲けのネタを探している会社です。

新規事業とかオリジナリティなんて最初から気にかけてませんから、オンラインゲームとかまとめサイトといった、既に存在するおいしそうな事業領域に何のポリシーもなく後から突入して、徹底的な合理化という名の下、弱者を酷使して弱者から金をむしり取るのを業としている会社です。

アマゾンやグーグルに比べればだいぶ小物ですが、デススターと呼ぶにふさわしい現代版蟹工船のオーナーがDeNAという会社です。

そう考えていくと、堀江さんや三木谷さんは、うまくはいってないかもしれないですが、社会を変えようと、絶対に譲れないポリシーを持って社会に働きかけようとしている点で、質的に全く異なる気がしますね。

もっとも、帝国を支えているのは常に民衆側であるという点は間違いありません。

終わりに

最近すっかり楽天っ子になってしまい、なんと、楽天KOBOまで買ってしまったので、勢いで楽天あげの記事を書いてみました。

帝国の逆襲のところだけだと野口先生のパクリになってしまうので無理やりスターウォーズの最新作まで繋げていろいろ膨らませてみました。

途中からただのDeNAの悪口になっていますが、あまりにイメージに騙されている人が多いので書いてみました。

WELQを批判しつつもDeNA本体に甘い人が多いですが、WELQみたいなビジネスはDeNAがしなくても誰かが必ずやり続けますから、どう乗り越えるかが問題であって、批判しても仕方がありません。その一方でDeNAみたいな会社は(以下自粛)。

次は楽天KOBOとキンドルの比較でもしようかな。

さて、スマホとタブレットとキンドルと楽天KOBOをカバンに入れて持ち歩く私のITリテラシーは高いのでしょうかね。

ちょっと(?)スマートじゃないかもしれません。