この記事では、筋トレ用のシューズの選び方についてコメントします。
私のスタジオのお客様に、入会時必ずと言ってもよいくらい聞かれる質問は、どんなシューズを買えばよいですかというものです。
これに対する私の答えは、最初はソールの薄いものを履くと良いというものです。なるべく素足の感覚に近いものを履いて、足裏全体で踏ん張る習慣をつけるのが重要です。
シューズの好みというのは人それぞれで、重量上げの選手になりたいというのでなければ(専用シューズがある)、自分の気に入ったものを履けばよいと思います。
初心者用ランニングシューズのようなソールが厚くてクッション性の高いものは、スクワットなどをやるときに足裏のグリップが良くないので勧めませんが、そうでなければ実は何でも良いというか、好みの問題だと思っています。
もっとも、その好みがわからないから質問しているのだと思います。
そこで、最初はソールの薄い上履きのようなものでやって、足の裏全体で踏ん張る習慣をつけて、ある程度ウェイトが上がっても特段問題ないのであれば継続し、少し足裏にクッションがあったほうが良いとか、もう少ししっかりフィットするものが欲しいと思い始めたら、初めてそこでいろいろなものを試着して決めるのが良いと思います。
特に女性は、つま先重心になりやすいので(太ももの前側に負荷が偏る)、足の裏全体で踏ん張る習慣をつけるという意味でも、うす底のシンプルな靴で始めるのが良いと思います。
もっとも、ある程度本格的にやろうとか、筋トレ始めるにあたって気合入れて新しい靴を買おうとしているのであれば、私はInov8のFastlift325がお勧めです。
この靴の特徴は、ヒール部分は本格的重量挙げシューズのようになっていて、ややタイトにヒールを包み込むような構造になっています。しかし、土踏まずより前は、ゆったり構造になっていて、ウェイトトレーニングだけでなく走ったりできるように工夫されています(その分少し変なフィット感)。
このヒールが浮いた構造が取られている理屈を理解することや実感するレベルまで行くことが重要かどうかはわかりませんが、この構造を生かそうと、かかとをしっかり踏ん張るように意識するのは非常に重要かなと思います。
サイズは、私は、アシックスとリーボックと同じで、Nikeよりは0.5小さいというサイズでぴったりでした。