2018年2月6日の日記


2月6日の日記です。

今日はもともと1コマしかなかったレッスンがキャンセルになったので結果として休みになりました。

おかげで一日中ボケーっと本を読んでおります。

それにしても、コインチェックの仮想通貨流出騒動は終息の気配を見せませんね。

金融庁の動きの速さも気になります。

ちょっと焦りが見えるような気もします。

よほど状況が不透明なのかな。

また、金融庁などによる規制の整備・充実を求める声の強いこと。

もちろん、あんないい加減な取引所を放置してよかったのかという疑問はあります。

しかし、当局の関与が強まって、規制が整備されればされるほど、仮想通貨というのは投資対象の金融商品になっていく気がします。

金融商品となって投資や投機の対象となるということは、利益確定や損切りを決めるまで、安易に手放さないということ。

要するに、通貨になる可能性が閉じていくことを意味します。

決済手段として頻繁に利用されることが通貨の条件ですからね(岩井先生の受け売り)。

いい加減な業者を放置されたことで仮想通貨の信頼が薄れ、それにより仮想通貨の未来が損なわれるのは残念で、金融庁は断固とした対応をしてほしいなんて言う意見には、根本的な矛盾が潜んでいるような気がします。

本当に、仮想通貨なるものが通貨として利用される日なんて来るんでしょうかね。

キャッシュレス決済の促進を考えても、円決済を電子化すればいいだけで、仮想通貨を利用する必要なんてないですしね。

中央権力のない世界なんて、絶対に実現しないと思うのは私が保守的過ぎるんでしょうか。

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まあでも、現に、金融庁の介入を求める声は日に日に強くなっているわけですし。

民主主義の国ではどこでも、怒れる国民は、大抵の場合、国会前でデモをして政治家に怒りをぶつけます。

なんとかしろと。

反対意見を持った他の国民の意見を変えさせるために議論を吹っ掛けて回る人なんて聞いたことないですしね。

反権力の人も権力を必要としています。

中央権力のない通貨システムの発展のために、政府は仮想通貨関連の問題にもっと真剣に取り組むべき、なんて笑っては失礼かな。

国家が関与すればするほど、通貨としての未来は失われ、ただの投機商品に成り下がる気がします。

まあ、国家として、そういう流れは望むところかもしれませんけどね。

といいつつ、金融商品かそれとも商品(コモディティ:商品先物の商品のこと)かなんて、金融庁と経産省が管轄争いはじめたりして。

なお、ここ数日ビットコインの価格が暴落していて、年末に200万くらいあったのに、今日は60万くらいになってしまったようです。

そのせいもあって、そもそもビットコインなんてものは無価値なんだなんて意見も聞かれます。

ただ、それは違います。間違っています。

現状の通貨システムでは送金が困難で時間がかかるところにも、ビットコインだと素早く送れますからね。

そういう技術的利点がある以上、価値はあります。

ビットコインなんて所詮電子データで、あんなものの価値はゼロだなんていうのは暴論過ぎます。

100円くらいの価値は絶対にあると思います。