2020年度営業はじめ


明けましておめでとうございます。

本当は昨日からスケジュールは開けていたのですが、昨日は予約が入らなかったので、今日から営業開始となりました。

年末年始休みというのはあっという間で、もう1月6日になってしまいました。

今年も例年同様、テレビがつまらないとか文句を言いながらも、あれこれバタバタ過ごし、振り返ると何やってたんだっけ?と疑問に思う年始でしたが、1つ長年の想いが成就しました。

というのも、初詣に、ずっと念願だった牛久大仏に行ってきました。

どでかい大仏があるだけなのですが、昔から行きたくて仕方がなくて、とはいっても、片道1時間半くらいかかるし、大仏以外とくに見どころがあるわけでもないので、週末にわざわざ行くほどでもないなと、行かずじまいだったのですが、遂に行ってきました。

120mを越える巨大大仏とはいえ、JR牛久駅からは見えなくて、バスで近づいてもなかなか見えないのですが、間近まで来てバスから見えたときは、個人的には富士山よりも、おーって感じになりました。

わざわざ引きの写真を撮るために妻の反対を押し切って一つ前のバス停で降りました。

天気も文句なしの晴天で、周りに高い建物どころか何にもないようなど田舎にドーンとそびえたっているので希望通りの圧巻の風景でした。


綺麗な青空の下、巨大な大仏さんに圧倒されて、何とも言えない謙虚で澄んだ気持ちになり、とっても良い初詣でした。

三が日は特別に拝観料も無料で、無料のまま胎内に入ることもできました。

胎内では、いろいろな展示がありましたが、書道用のスペースが広く取られていて、そこで書初めをしている人や、なんかのお経を写経している人たちもたくさんいました。

私は鉛筆ですらろくに字が書けないので遠慮しましたが、心の中では、一年の初めに抱負のようなものを書くのも悪くないなと、ちょっとやりたかったです。

ということで、写経じゃないですが、好きな詩を一年の抱負として書きます(コピペじゃない)。

牛久が茨城県だからというわけではないですが、茨木のり子さんの『自分の感受性くらい』という詩です。

自分の感受性くらい

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性ぐらい
自分で守れ
ばかものよ

今年も一年よろしくお願いします。