2017年度に買ってよかったもの

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アマゾンでサイバーマンデーセールやってますね。

はじめに

去年の年末からもう一年経つのかと思いつつも、自分のアマゾンと楽天の注文履歴を見返していたら、今年も一年いろいろなものを買ったなと思いつつ、良い買い物も悪い買い物も思い出したので、買ってよかったものを紹介してみます。

本以外

第1位 グランズレメディ

これは靴というか足の消臭剤。これの効果はびっくりしました。

男性で一日中靴を履いていた時の蒸れた臭いに困っている人は多いと思います。私も会社員だったころは、忘年会等で座敷の店に行くのは嫌でした。

最近は一日中靴を履いていることもほとんどないのですが、お気に入りのローファーが履き続けていることもあり履くと臭くなってきたので、あまり期待していなかったのですが、ものは試しと購入。

使って4日後、完全に無臭になりました。結構感動します。成分なんですかねこれ。ミョウバンとかでしょうか。

旦那さんとか彼氏さんとかの足のにおいが気になる人は是非どうぞ。3日くらい続けると見事に臭いがしなくなってきます。

5日連続で使うとその効果は180日継続するらしいです。

最初の5日間は足が粉まみれになりますがそれだけ我慢すればよいだけ。

第2位 Ankerの急速充電器

これも買ってよかった。ちょっと高いので、本当に必要なのかと迷いましたが、買って大正解でした。

スマホを買い替えたり、タブレットを買ったり、家の中にUSB充電ケーブルがたくさんある人は私だけではないはず。

たくさん持っていて、自宅に複数設置したり、妻が会社にもっていったりしてもまだ余っているので、あえて買うなんて思いつきもしませんでした。

しかし、どうもケーブルごとに充電時間が違うような気がしてきたのが買うきっかけ。

家から持ってきてスタジオで使っているケーブルだとスマホもタブレットも充電がすごく遅い。

私はHUAWEIのM3という比較的新しいタブレットを愛用しているのですが、家の寝室ではそれに付属していた充電ケーブルを使っていて、それだとものすごく充電が早い。

調べてみて初めて、端末が急速充電に対応していても、ACアダプターが対応していないと急速充電はできないことを知りました(USBケーブルというよりもACアダプターの性能が大きいみたいです)。

そこで、これも物は試しとアマゾンで一番人気のAnker社製のACアダプターを半信半疑ながらUSBケーブルとセットで買いました。

そしたら、スマホの充電とかが明らかに早くなってびっくりしました。

持ってるから要らないと節約するのも大事ですが、色んなものが日々進化しているのですね。

第3位 Amazonベーシックのモニターアーム

これはアマゾンのプライベートブランド扱いですが、エルゴトロンという超有名メーカーのOEM製品らしく、値段的に超お買い得品です。

これは便利。

ノートPCではなくデスクトップPCを使っている人は絶対に買った方がよいです。

机の上が間違いなく広くなりますし、ちょこちょこモニターの位置を動かせるのは本当に快適です。

組み立ても簡単でしたし、モニターがお辞儀してきたりすることも一切なく、こういうものをケチってはいけないなと思いました。

買ってよかったというだけで特に語ることなし。

第1位 ポスト資本主義 科学・人間・社会の未来

やっぱりこれかな。第1位は。

大きな社会論。

社会・人文ジャンルの話っていうのは、経済だったりなんだったり、著者の特定の専門分野を切り口にした本が多くて、社会全体の大きな話をしているようで、どうもそうじゃないような本が多いです。

その点、この本は真っ向から社会全体の話をしていて、終始スケールが大きくて、勉強になります。

もちろん、それをそのままミクロな問題解決の指針にできるのかは疑問ですし、同意できない箇所もあったりしますが、社会全体をあくまで全体的に考えていこうとする姿勢はとても参考になります。

全体は部分の集合ではあるけども、細分化したミクロ分析の積み上げでは到底全体に達する日が来ないのではないかと感じてる私にはぴったりでした。

第2位 集合知とは何か ネット時代の「知」のゆくえ

IT革命だとか情報化社会だとか、当たり前に使われていますが、そもそも情報という言葉の意味って何なんだろうと考えてしまう人にはお勧めです。

考えてみると、今年は、上の広井先生とこの本の著者である西垣先生に頭をハイジャックされていた1年でした。

情報って何?と考えたところで、そもそも情報の受け手たる人間の話に行かざるを得ず、そこを抜きにして、抽象的に情報とは何ぞやを語れるのか。

部分の集合が全体ですが、単に集合しているだけではなく、そこには部分同士の関係がある。

そう考えたときに、部分が先にあってその後に部分同士の関係があると言い切れるのか。

まず自分がいて、次に他人がいて、そして人間関係があってと考えるのが普通ですが、他人や他人との関係なしの自分というのはそもそも存在するのか。

そういえば阿部公房をいくつか読み直したりしました。

部分の足し算で全体になるのか。最近はやたら細分化した科学研究とその断片的な紹介が増えていますが、果たして人間の解明につながっているのか。

そんなことばかり考えていた1年です。

なお、この本、ところどころ暴走して非常に難解になりますが、そんなところは読み飛ばせばよく、後で気が向いたら戻って読めばよいだけ。

一つ一つ理解していきたいと思う人ほど学びに向いてない人もいないです。

第3位 国際紛争を読み解く五つの視座 現代世界の「戦争の構造」

この本も面白かったです。

最近は、地政学がやたら流行ってますが、地政学というのも国際関係を語る上での視点の一つ。

パワーバランス論の大家であるモーゲンソーなんかは、地政学のことを、なんでもかんでも地理に還元しようとする偽物の学問などと批判していました。

実際その言い分には一理あって、地理は重要ですが、地理がわかれば世界がわかるなんて言うのは言い過ぎです。

その点この本は、モーゲンソーのパワーバランス論を紹介して、それを冷戦終結と中国の台頭というパワーバランスの変化が起きている東アジア情勢に当てはめて分析、マッキンダーの古典的地政学の視点の紹介後にはそれを当てはめてヨーロッパ情勢を分析、中東情勢はハンチントンの文明の衝突論をあてはめ、アフリカ情勢は搾取する先進国と搾取される後進国という構図のウォーラーステインの世界システム論を当てはめて分析、といった感じで、著名な国際関係論を紹介しつつそれを実際に各地域に当てはめて考えるという書籍で、啓蒙書のような読みやすさを維持しながらも教科書のように丁寧に解説されている本でとても勉強になります。

国際的なニュースを見るたびに自分の勉強不足が嫌になり、もうちょっと世界史を真剣に勉強しておけばよかったなどと嘆きつつ、そこら辺を解説した新書を手に取るのですが、いざ読み始めると新書レベルですら挫折するという私のような人間にとって、こういった大きな視点を解説してくれる本はとても参考になりました。

第4位 新版 ヴィジュアル版ラルース地図で見る国際関係

これは、最近の地政学ブームの影響を受けて、ニュースを見たときにその地域の歴史だったり背景を知るために、手許に国際関係の地図兼情勢辞典みたいなものを置いておこうと思って買った本。

やはり手許に置いてちょいちょい拾い読みするだけでも勉強になります。

他にもこういった地政学地図みたいな本はアマゾンで片っ端から買ったのですが、これが一番充実していると思います。

下記の2点は見かけ倒しで全然面白くない。

こっちのアラブ版は面白い(著者はフランス人なのでそこは考慮する必要がある気がしますが、この手の本で中立的なものは期待できないでしょうし、そもそも何が真実かなんて外部から誰もわからない)。

第5位 代議制民主主義 – 「民意」と「政治家」を問い直す

読みごたえがあった本。

新書の割には結構時間かかったし、疲れた本。また、集中して読まないと混乱します。

まっとうな学者が書いた本という感じで、著者の意見もないわけではないですが、評論家的な人が書いた本と違って、主張を補うための制度解説ではなく、詳細な制度分析が続きます(もちろん分析のアプローチはこの著者ならではなんでしょうけど)。

貧富や社会的身分や教育の差にかかわらず国民がみな政治に関心が高くて、莫大なマネーゲーム的な選挙キャンペーンを経て、うおーって感じで盛り上がっていったトランプブームを見て、アメリカっていうのはとんでもない国だなと改めて思いました。

しかし、いざ大統領になると、国会と司法の力が強くて何もできないという、日本のように議院内閣制ではなく、三権が分立しているアメリカならではの事態が起きています。

そこら辺の制度論をちゃんと勉強したいなと手に取った本ですが、しっかり満たしてくれました。

とはいえ、今起きている政治の機能不全の根は深いなと思い知らされた本でもあります。

やっぱり、どの問題も、簡単ではないんでしょうね。

第6位 リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください

出た当初話題になっていたのを知っているのですが、タイトルが扇情的過ぎてちょっと避けていた本。

面白かった。とても勉強になりました。

やっぱり頭の良い学者は違いますね。

リベラリズムとかリベラルの定義から議論してしまうと、単に著者の考えるリベラリズムの話でしかないのですが、理論的に物事を考えていくとこうなるというある意味究極の理想主義とそのアプローチが直面する課題、そしてその帰結をしっかり語ってくれています。

リベラルですからある意味左派なのですが(無理あるかな?)、左派も行き過ぎると1週回って徴兵制の導入を提案するのはとても興味深いです。

現実主義の名の下に行き当たりばったりな対応取るだけの人もどうかと思いますが、世の中には、理想主義的のようで、現実を見ながら都合の良い時だけ念仏のように理想論を持ち出す人は多くて、それはそれでおかしい。

しかし、理想主義を貫いて、その主義と心中する覚悟で、純粋に理論的に物事を考えていくとこうなるんだなということがわかる本で、本当に勉強になりました。

中身は法哲学の本なので、タイトルと違って結構硬派で読み応えありますが、難解というほどでもなく、普通に読めます。

第7位 IoTとは何か 技術革新から社会革新へ

最近、IoTという言葉をよく聞きますが、私が読んだいくつかの本の中で、ダントツにわかりやすいです。

これを読めばほかの本は不要です(たぶん)。

IoTとは何か的な本を読むと、技術的な解説が主流というか、シリコンバレーとかのベンチャー企業の話をいくつか引っ張り出してきて、こんなことが出来るようになるといった断片的な未来予想図の寄せ集め的な本が多くて、読んでいてなんだかなという気分になります。

その点この本は、著者がIoTのコンセプトを生み出した人らしく、どういう社会にしたいのかという全体像がしっかりあり、それを実現する技術としてIoTが紹介されているので、変に細部に突っ走ることもなく、来るべきIoT社会の像を平易に解説してくれます。

IoTって最近よく聞くけど何?という人にお勧めします。

第8位 海賊と資本主義 国家の周縁から絶えず世界を刷新してきたものたち

この本は、別の記事で詳細に紹介していますが、メルカリだったりValuだったりCASHだったり、グレーゾーンで暴れ回るベンチャー企業達を語るうえで避けられない本。

既存のルールに囚われている我々たちには、グレーゾーンでやりたい放題の海賊たちが無法者にしか見えず、早急に規制すべきなんてすぐに主張し始める。

しかし、そういった連中こそが資本主義の発展を支えてきたし、また、既存資本の帝国主義化を食い止めてきたのはいつも海賊達。

そういった、資本主義の本質や歴史が非常によくわかります。

最近、資本主義論的な話は多いですが、経済学の優等生が書いた経済学的な視点からのどこかで聞いたような資本主義論ばかりであまり面白くないのですが、この本は視点が斬新なようで、資本主義の本質の一面を解き明かしている見事な本です。

第9位 学ぶとはどういうことか

これはいい本。

最近はというかいつの時代も、子供の教育に関する論争は盛んです。

しかし、記事の最深部で誰も読んでないだろうから言いますが、子供の教育についてあれこれ言う前に、大人のお前が勉強しろよと思うのが本音のところ。

大事なことは、子供の教育改革ではなく、大人が勉強し続ける社会への移行でしょう。

日本では勉強は出世のための道具でしかなく、私が法律の本なんか読んでると、「司法試験でも受けるの?」、「いや別にそうじゃないけど」、「じゃあなんで法律の勉強なんてしてるの?」、的な会話が多くて正直うんざり。

何につけ、何のために?的な功利主義が顔を出し、すべてが何かのための道具と扱われています。

勉強したいから勉強してるといった考えは基本的に通用しません。

大人の多くが、勉強は社会人になるためのチケットくらいにしか思っておらず、就職したら自分の勉強は終わりだと思っている。

そんな社会の中、この本では、人はなぜ学び続けなくてはいけないのかを書いています。

とてもいいことを言っているのですが、個人的には、そうだそうだとしか思わず、私も同じことを考えているのですけどね。

しかし、やはり元東大総長が言うと重みが違います。

結局、肩書かよとも思います。

おわりに

今年の買い物をまとめてみました。

サイバーマンデーの終わる直前ではなくて、もうちょっと計画的に書いてアップするんだったと後悔していますが、お役に立てば。

なお、急いで書いたので、最後は投げやりですし、順位も思いついた順です。

年末に物欲ブームが来るのは私だけではないと思いますが、無駄遣いをたくさんして楽しみましょう。


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