2017年からのiHerbの変更点


なんだか最近いろいろ変わりましたね。

iHerbを利用している方は薄々気付いているかもしれませんが、2017年に入ってからiHerbの仕組みがいろいろ変わりました。

しかも、何が変更になったのかが分かりにくくて、いかにも海外の会社っぽくて面白いです。

さらに、変更内容自体も海外の会社といった感じで、ABテストというか、PDCAというか、変更目的が明確で面白いです。

変更点をまとめてみます。

1.送料
従来の40ドル以上から60ドル以上無料になりました。

細かい点を見ると、60ドル以上だと、佐川だけでなく、ヤマトでも無料になりました(特にうれしくないですが)。

なお、60ドル未満の場合の送料は、重量・容積も重要ですが、合計金額が上がるにつれて減少するという、複雑な仕組みです。

しかも、商品ごとに送料が決められているのですが、特別に安い送料のものや送料無料のものがあったりして、それらを足すと全体の送料が一気に下がったり、かなり複雑です。

いろいろ試しましたが、人気商品は送料がかなり低めに抑えられている印象です(それを足すと全体の送料がそれに合わせて下がる)。

消費者側であれこれ迷わせつつ、売りたいものを売ろうとするアイデアでしょう。

40ドル以上は送料無料というシンプルな仕組みで、なるべく40ドル以上購入しようというインセンティブを与えるだけでなく、送料をキーにして特定商品の販促をしようとするには、送料無料の最低金額をある程度高くして、合わせ買いの試行錯誤の幅を広げないとダメという結論になったのでしょうね。

やっぱりこの業界は利益率が相当高いんでしょうね。だから、ハウスブランドを売るのが最重要なのかな。

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2.ロイヤリティクレジット
ロイヤリティクレジットというのは、次回購入時に使用できるいわゆるポイントのことですが、従来は買い物額の10%だったのが5%になりました。

やはり、10%は大盤振る舞い過ぎたのでしょうか。

お気に入り商品のあるリピーターはポイントに関わらず必要に応じ定期購入するし、キャンペーン待ちの人はポイントがあってもキャンペーンじゃないと買わないというデータがあるのかな。

送料無料の最低金額上げたんだから、これは維持してほしかった。

3.週替わりセール
従来20%オフ固定だったのが、どうやら10%オフが標準になるっぽいですね。結構大きい気がします。

プロテインやらビタミンやら、メーカーなんてある程度どうでもよいという消費者も多くて、無くなるとその時のキャンペーン商品を買うという行動はよくあると思いますが、それを問題視したのでしょうか。

何でもよいからキャンペーン商品を購入ではなく、特定の商品を定期購入してくださいということか。

4.商品基本料金の値下げ
円安を帳消しにするほどは下がってないので、前から利用している人間としては、何が値下がったんだかよくわかりません。と思っていたら、よく見てみると一部の商品はかなり値下げしてお得になっていますね(追記)

以上、総合的に、ユーザー目線だと、改善かどうかは微妙ですけどね。

ただ、お気に入り商品を定期的に購入するリピーターを優遇しようというのであれば、それはそれで正しい方向かもしれません。、もしかしたら来週から大セールが始まるんじゃないかと疑心暗鬼にならずに済みます。

今までが、新規顧客獲得に注力しすぎていて、異常と言えば異常でした。