2016年4月26日の日記


4月26日の日記です。

欅坂46というグループは結構流行っているらしいですね。

その中の平手さんという人がソロで歌っている山手線という歌があります(私はこういう歌謡曲的な歌が大好きです)。


ただ、このPVのとあるシーンをみて、まんまAdeleじゃん、と思ったのは私だけですかね?それとも良くある表現なのかな。いかにもありそうですが。


このRolling in the deepという歌のPVが私は結構好きです。

リフォーム中だかなんかの部屋の椅子に一人で座っている。後ろには真っ白な布。真っ白だけどヨレヨレでくたびれている。
(孤独。疲れ傷ついてはいるが特に何かを成し遂げたわけではない。)

そうすると、下の階からドラムの音が響いてくる。
(見えない底から響いてくる、自分を動かす何か。)

別の部屋では変な人が踊っている。
(アジカン的な、自由と尊厳みたいなものか)

ここらへんで既に私の好きなテーマです。

そして、歌の出だしが、

There’s a fire starting in my heart,
私の心に火がつき始めているの
Reaching a fever pitch and it’s bringing me out the dark
火はもうすぐ頂点に達し、それが私を暗闇から連れ出す

とくる。

訳はhttp://luckyyygirlll.blogspot.jp/2011/01/adele-rolling-in-deep.htmlから引用させていただきました。和訳をアップしている人がたくさんいますが、個人的にはこれが素直で一番しっくりきました。

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これは、映像と合わせて考えるに、「ああ、辞めてやるよ!」と言って辞表をたたきつける的な、マジョリティと闘う熱い決意の歌かと思ったら、歌詞をよく読んでみると、どうやら失恋の歌らしいとがっかりした記憶があります。

そうはいっても、超個人的な勝手解釈によると、この映像が伝えたいことはよくわかります。

しかし、なんていうか、外国文学を読んでいまいち感情移入できないのに近い、もやもやした感じが残ります。

よくよく考えてみれば、タイトルのRolling in the deepの意味もなんだか良く分からないし。

この西洋貴族趣味的な邸宅の風景自体が全然自分とシンクロしないからでしょうか。どうもこの落ち着いた感じが自分と共存しない。

その点、昭和のラブホテルのような部屋を舞台にした山手線のPVの方は何を表現したいのかがすごく分かります。まあ、ドラムとコップの映像は静けさとの対比で使った方が効果的なのかもしれませんが、言いたいことはわかるし、それ以外にも、表現したい山手線らしさも良く分かる。

いわゆる大衆歌であって、陳腐だとか、使い古された表現とか、そういうことを言い始めるとそうなのかもしれないのですが、あるようでなかった山手線の象徴的な捉え方のせいで妙にしっくりくる。

このままでよいのか的な不安と対峙したときに、今の自分が立っているのは、やはり、喧噪、混沌、頽廃、二面性といった感じの東京なんでしょうか。心と体は切り離せませんからね。

あえて文句をつけると、リボンは緑じゃないほうが・・・、おっと、失礼。

恥ずかしいので日記扱いにします。