体重の増減にカロリーは関係ないのか


おそらく糖質制限派の方だと思うのですが、ときどき、体重の増減は炭水化物量が問題なのであって、カロリーは関係ないと主張する人たちがいます。

この話は、メインブログできっちり記事にしたいと思っています。つまり、こちらのブログに書くのはくだらない内容です。

(後記)記事にしました。ただどうも評判が悪い。せっかく頑張って書いたのに。ぶつぶつ。
http://liftingdiet.com/all_about_carolie/

糖質制限がらみの本を読んでいて思ったのですが、糖質制限派の先生にも、そんなことを言っている人はいないということが分かってきました。

結局、読者の読解力の問題でしょうか。

一番それっぽいことを言っているのは、例の『炭水化物が人類を滅ぼす』の先生ですが、実はあの先生もそうは言っていない。

あの先生のあの本の中のロジックは以下の通り。

まず、体重の増減はカロリーではなく炭水化物量が決めるのか、だとしたら摂取したカロリーはどこ行くのか?消えて無くなのか?という問題提起。

続いて、問題提起を受けて、そもそもカロリーという概念がおかしいのだという噴飯物のトンデモ論を披露し、カロリーという概念に疑問を投げかける(ここで読む気が失せる)。

そして、ついに、カロリーは体重増減に関係ないと言う本題に話が進むかと思いきや、何故かその後、章のタイトルはカロリーの諸問題みたいな感じなのに、ファン向けの自分は生物学に詳しいアピールトークが延々と続き、しかも突然その章が終わってしまう。

スポンサーリンク

つまり、カロリー計算への疑問を提起はするものの、結論は出ていないどころか、結論自体存在しない不思議な文章で、摂取カロリーが消費カロリーを上回っても、炭水化物さえ減らせば体重は減るなんてことは一言も言っていない気がします。そうなのか?という疑問を呈しただけ。

他に、ロカボ推奨の山田悟大先生も糖質制限食は「カロリー無制限」だが、カロリーを無制限にとっていいわけではないと明言しているし、江部先生は体重増減は消費カロリーと摂取カロリーの収支であるとはっきり書いている。

つまり、糖質制限派の先生方としても、一部の人たちがその著書の中で、体重増減にカロリーは関係ないと読者が読み違えるような記述をして、カロリー制限は無意味なものだという錯誤に陥らせようと企んでいるだけで、関係ないとは一言も言っていない。と思う。