今回は、たんぱく質の取り過ぎは肝臓に良くないという意見についてコメントします。腎臓ではなくて肝臓です。
なお、プロテインとたんぱく質の区別がつかなくて、プロテインは肝臓に悪いから、できる限り食べ物から摂取した方が良いのですかなんて疑問を持ってしまうような人は、メインブログの方を参照ください。
たんぱく質の取り過ぎは肝臓に良くないという話は、信じているかどうかは別として、筋トレしている人なら誰でも聞いたことがると思います。
この話が本当かどうかは、ある意味、昨今の糖質制限の議論が参考になります。
ご存知のように、糖質制限については糖尿病治療を巡って世界中で大激論が繰り広げられています。一部の人が何々の論文で決着がついていると主張しているだけで、激論中です。
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それはさておき、糖質制限食というのは必然的に高たんぱく食となりますから、糖質制限反対派は高たんぱく食を攻撃しますし、糖質制限賛成派は高たんぱく食を擁護します。
つまり糖尿病治療という観点に立てば、糖質制限バトルというのは、糖質制限食(高たんぱく食)VSカロリー制限食(いわゆるバランス食)の戦いですから、高たんぱく食(正確にはプラス高資質食)の体への影響というのは、ある意味主戦場です。
しかし、高たんぱく食を攻撃する側にも、肝臓に負担をかけるなんて話は登場しませんし、糖質制限派はほぼ全員、高たんぱく食が腎臓に悪いというのは誤解だという説明を丁寧にしていますが、肝臓に悪い云々の話は一切登場しません(私の知る限り)。
もちろん取り過ぎてよいことなんてないでしょうけど、それ以上の議論はない気がします。