メインブログの方で私の長文を読んだ方は知っていると思いますが、私は昔から句読点の使い方がわかりません。
記事を書き終えて、文章を見直すと決まって、入れた方が良いのか、取ったほうが良いのかとよくわからなくなり、最終的には読点を打ちまくって終わります。
毎回、使い方が気になりつつも、特に調べることもなく過ごしていましたが、ついに最近調べました。
もちろん、私は、句読点の使い方に正解なんてあるわけないと思っているので、”句読点の正しい使い方”を教えてくれようとする人には興味がありません。
そこで、井上ひさし著の私家版日本語文法を本棚から引っ張りだして手に取ってみたのですが、句読点を解説しているところ箇所がありました。
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まず、序盤は様々な考え方を紹介しているのですが、以下のような引用が出てきます。
「句読点と云うものも宛て字や仮名使ひと同じく、到底合理的には扱い切れない」
(谷崎潤一郎)
谷崎潤一郎は、何作か読んでも特に面白いと思ったことはないのですが、なかなかいいことを言うじゃないかと感心するもつかの間、次の引用がなかなか。
「符号といふものはあくまでも補助的なものだから、究極的に重大なのは、たとへ句読点をすべて取り払つてもなほかつ一人立ちしてゐる頑丈な文章を書くことなのである」
(丸谷才一)
結局、句読点なんてどうでもよいというからには、中身のある文章を書かなくてはいけないということでしょうか。
この後井上ひさしの分析が続くのですが、糖質制限がらみの駄本駄文と比べて、おもしろさのレベルが違います。結局今これ読んでます。大量に買い込んだ糖質制限の本を読みたいのですが、まとめるのはまだまだ先になりそうです。