世間では、いまだに本を読むと読解力が身につくなどと話している人がいたりする。
そして、子供に対して、国語力をつけるためにたくさん本を読めと言う教師も多いらしい。
読解力がある人は、読解力というものがどういうものか良く知っているから、それを子供にも伝えられる。しかし、読解力がない人というのは、読解力というものが何なのかよくわかっていなくて、なんとなく本を読むと身につくものと思っているだけなので、それを子供にも伝えられない。本を読めとしか言えない。
本を何冊読んだって読解力なんて身につかないし、本なんてろくに読まなくても正しく訓練すれば読解力は身につく。
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なんで、いきなりこんなことを言い出したのかと言えば、とある糖質制限がらみの本のレビューを読んでいてびっくりしたから。
本を読むと読解力が身につくのではなく、読解力がない人が本を読むとその本のどこにも書いていない知識が身につくとでもいったほうが正確だろう。
まあ、自分が読んでつまらなかったからといって、面白かったと言っている人達は読解力がないなんて思うのは、読解力以前のもっと大事な何かが欠如しているだけかもしれませんが。