iHerbとインバウンド消費


これがグローバル化か、という感じです。

iHerbがまた全商品10%OFFセールやってますね。まだ買ってない人は下記から是非。プロモコードはJULY31です。

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それはさておき、iHerbで買い物していると、近い将来日本のサプリメーカーなんてつぶれてしまうのではないかと思うのは私だけ?

アメリカの方が市場が大きい分、サプリは安くて品ぞろえが良いのは当然で、送料さえ気にしなければ、日本メーカーが勝てるはずない気がします。

そして、iHerbのように送料をすごい安くする企業が出てくると、当然消費者は安くて品質の優れた輸入サプリに流れます。

iHerbも良くあの安い送料でビジネスが成立するなと思いますがお手本はAmazonでしょう。

Amazonというのは、最近ウォルマートを時価総額で抜いて文字通り世界最大の小売企業になったわけですが、結構知られていない特徴があります。

それは、1997年からこれまで利益を全く出していないという点です。

理由は簡単で、儲かった分ほぼ全額を投資と研究開発につぎ込み、毎年、決算書においてきっちり利益ゼロに帳尻を合わせてきます。

ある意味、企業の鑑ともいえる超優良企業です。

iHerbもこれと同じで、アメリカ製サプリという品質的に最強の商品があるわけですから、世界中に巨大ネットワークさえ作って、一定以上の規模さえ実現してしまえば、送料負担のコストはある程度何とかなると踏んで、身を切って世界中で会員を増やす作戦に出ているのでしょう。

百年の計じゃないですが、スケールの大きな、先を見据えた戦略だと思います。

相手のスケールが違う。

これがグローバル化かという感じですね。

資本主義が進展してグローバル化が進むと世界が一部の巨大独占企業に支配されるようになる。

レーニンは正しかったわけです(冗談ですよ、念のため)。

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さらに、時代の流れというか社会の方向性としては、送料はどんどん安い方向に行くでしょうからね。

再生可能エネルギーの増加は不可避ですから石油価格は下がるでしょう。IT化の進展で、ロジスティクス業務の無駄はどんどんなくなります。今も国際郵便で3週間ぐらいかけて安く届けてくれるサービスがありますが、そのサービスの時間短縮はどんどん進むでしょう。そして自動運転車や配達ドローンじゃないですが、人件費の低下ももっと進むでしょう。しかも配達ドローンやロジセンター内の集配ロボット等に関して3Dプリンターが引き起こすコスト削減もすごそうです。

結局、日用品的な商品に関しては、世界全体が市場となって、一強百弱になる方向に世界は向かっているということでしょう。

まあ、我々サプリ消費者としては高品質なものを安く入手できるようになるわけで、それをもってグローバル化の恩恵と言えなくもないですが、サプリ以外に目を向けて商品全体経済全体でみると、みんなどこかではグローバル競争にさらされる生産者側として働いていたりしますから、トータルで見るとどうなるんでしょうか。

勝ち組と負け組の二極化なんて言ってますけど、グローバル化が進むと、国全体として、勝ち組か負け組のどちらかにならざるを得ない世界が来そうですね。

いやー恐ろしい。

それはさておき、最近は中国人の爆買いが減っているというニュースをよく見ます。

訪日中国人に的を絞ってフロア全体を改装したが閑古鳥が鳴いてる百貨店があるそうです。

理由は単純で、日本製品は人気のままなのだけど、中国で通販で買うようになってるからとのこと。

これからはインバウンド消費だ!と息巻いてた担当者は筋トレしたりiHerbでサプリを買ったりしてなかったのでしょうか。

お土産やレストランは別にしても、日本製品が欲しいからと言っても、わざわざ日本に来て日本製品を買うなんて動き、すぐに廃れるに決まってるのに(後出しじゃんけんですが)。

大きな流れと照らし合わせた時、明らかに時代に逆行してます。

もうすぐ外国人観光客も、店で製品をみてスマホでぽちっとするだけになるでしょう。

持って帰ったり、配送を手配したりする時間がもったいないですからね。

時代の先を読むのが大事です。

言うのは簡単。