カロリー制限食批判について


糖質制限派からのカロリー制限食批判についてです。

糖質制限の本を読んでいるうちに、私は医者でもなんでもないですが、糖尿病治療の議論としては糖質制限食も立派なオプションの一つだと思うようになってきました。

もっとも、糖質制限食自体が新しいものである以上、批判も含めていろいろな議論があることはいいことだと思います。

糖質制限派がカロリー制限食より糖質制限食が優れていると主張するは当然だし、その逆も良いと思います。

ただ、江部先生の、

従来の「カロリー制限・高糖質食」という糖尿病食と、薬物療法によって、糖尿病患者において毎年1万6000人の人工透析、3000人の失明、3000人の足切断という合併症が生じています。『江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか?』P20から引用

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という言い方はダメだろう。

なにも、カロリー制限が原因でそうなっているわけではなくて、本人の管理能力や医師の管理能力が引き起こしている事態だろうに。

優秀なお医者さんたちは、そこらへん解っているからいいとしても、我々下々の人間はそうじゃないんだってば。

こういうのを読んで、ブログにダイエットにはカロリーコントロールが重要と書いている私に対して、カロリーコントロールは有害であるとか、カロリーをコントロールするのは時代遅れだとか、よくわからない罵詈雑言メールを送って来る人もいるんですから。

実害が出ている以上控えていただきたい。

まあ、確かにその人の思考過程が問題なのであって、江部先生の記述が問題なわけではないという点においては、江部先生のカロリー制限食批判と構造は同じになってしまうんですけどね。